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彩食亭 やま吟

2023.12.08
特集

彩食亭 やま吟

 

 唐津市内のリゾートホテルの日本料理店で約20年、腕を磨いた店主が営む。高級感のある佇まいから敷居が高い店かと思いきや、リーズナブルなメニューがずらり。それもそのはずコンセプトは「本格的な日本料理を手頃に」という日常使いしやすい注目店だ。

佐賀牛や季節の野菜など地場の素材を活用するメニューがそろう中、特に食べてほしいのが“本日のおすすめ”と銘打った日替わりの逸品。唐津魚市場で水揚げされた魚介を使う料理がメニュー表に多く並び、唐津の海の四季を感じられるというもの。魚メインのお任せコースも3,300円〜。

 

 

【店主:山下さん】

 

 肥前町・大浦地区生まれ。祖父が漁師で、幼少期から唐津の海に親しんできた。「料理人として感じるのは唐津魚市場に水揚げされる魚介は多種多様だということ。漁師さんたちも船上で神経締めをするなど、鮮度が長続きするような努力をしてくださっていて、新鮮さも文句なし。間違いなく『唐津ん魚』はこの町の自慢の一つです」と山下さん。

 

 

 

その時期、最もおいしい『唐津ん魚』を

 

 旬の食材を多用し、季節を感じられるのも同店の魅力。「足がはやい魚種でも水揚げされてすぐだからできる調理法もあります。そういった意味でも海との距離的な近さは大きな強みの一つですね」と話す山下さん。食べやすいようワタリガニの身をほぐしたり、カマスを酢じめにしたり、ひと手間かけるのも信条だ。

 

『渡り蟹のほぐし』

 身の旨み、甘味が強いと評判。カニ酢に付けて食べてもいいが、そのまま食べてもほどよい塩気で美味。夏〜冬に提供する。

 

『酢〆 魳の炙り棒寿司』

 干物の定番のカマスを棒寿司に。山下さんいわく「カマスは足がはやいので、保存がきく干物などに加工されますが、鮮度が良ければ刺身で食べてもおいしい魚。酢で軽く締めると旨みが凝縮してさらに絶品ですよ」。

 

所:唐津市材木町2080-1

営:17:30OS22:00

休:月曜

電:0955-75-3112

駐:無

席:24

 

※掲載記事 2023.10取材時によるもの

 

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