あん梅（ばい）
2023.12.11
特集
あん梅（ばい）
武雄駅近くの飲食店街に軒を連ねる和食処。カウンターの上などには所狭しと手書きのお品書きが並んでいるが、決まったメニューはこの店にない。それは店主・島内さんの「その日に最高の料理を食べてもらいたい」という思いから。客は予約時にどんな食材をどんな料理で食べたいかと予算を伝えればOK。朝から島内さんが仕入れに駆け回り、確かな目で素材を吟味し、最高のコース料理を準備してくれる。
そんな料理の数々から「唐津ん魚」が使用されているのは、イカの塩辛（ユズ、イカスミ、キモの3種セット）やアカウニ、コース料理のトリを飾る土鍋で炊き上げる鯛めしなど。こうした真心が込められた料理に心を奪われた客が全国から押し寄せる。
【店主：島内さん】
高校を卒業後、神戸や鳥取のホテルや割烹で和食の技術や料理への心構えを学ぶ。旬の魚介類を中心に、客の要望に合わせたコース料理を仕立てる。「『唐津ん魚』は鮮度が高く、身が締まっている。それに1年を通していろんな魚種が手に入るのがいい」と話す。客の期待に応えるために、日々努力を惜しまない。
主役はお客様。その要望に応えるために
店側がメニューを押し付けるのではなく、客が食べたいものを提供するスタイル。そのため、食材は自らの目で確かめて納得した素材だけを使う。予約時に事細かに質問されるのも、客の期待以上の料理を提供したいという思いから。
『鯛めし』
コースの最後を飾るのが、季節の食材を土鍋で炊いたご飯。中でも、唐津産のマダイを使った『鯛めし』は人気の一品だ。
所：武雄市武雄町富岡7751-31
営：18:00 – 22:00
休：日曜
電；0954-23-5617
駐：有（2台）
席：18席
※掲載記事 2023.10取材時によるもの
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